"思惑"✖︎"政策の行方"
■各国の思惑が交差する1日
毎日色んなことが起こっていますね。
今日も日中色んなことがありました。
さて、
今日のイベントはどんなことが
巻き起こったのでしょうか?
東京時間。
米国では、
一般教書演説を始めたのが
東京時間11時過ぎのこと。
これまでの実績を最大限アピールしながら、
(自画自賛を繰り返しながら…)
『偉大なアメリカの再起』
を高らかに宣言していました。
■シンガポールの思惑
時を同じくして、
政策金利に変更はないとしつつ
中国の新型肺炎に伴い
経済状況が悪化すれば、
必要に応じて緩和する余地がある
との認識を示した。
また、
シンガポールドルは政策バンドの
上限近くで推移していると指摘。
政策バンド内でシンガポールドルの
名目実行為替レートの下落を
容認する十分な余地があるとコメント。
その後の反応として、
シンガポールドルは米ドルに対し
▲0.8%下落。
アジア新興国通貨の中で最も下げた。
ちなみに、
■シンガポール通貨庁の政策バンドとは?
シンガポールでは、
金融政策において
政策金利よりも
為替相場の方が重視されます。
通貨上昇(傾き)ゼロを中立的な政策
とするならば、
金融緩和政策=
=為替レート政策バンドの"傾き"を
引き下げることになります。
また、為替政策を示す変数として
"傾き"
"中心レート"
"変動幅 "(政策バンド)
この3種類が使用されます。
この3変数のうち、
"変動幅"は為替市場の変動性を
許容する局面で使用されることが
一般的です。
一方、
金融政策の変更は"傾き"に
現れることが多いと言えます。
今回のコメントはまさに、
"傾き"を引き下げることを意識しての
コメントであったと捉えられたのです。
■タイの思惑
タイの中央銀行では
本日、東京時間16時過ぎ
政策決定会合が行われ
事前の予想は5分5分でしたが、
政策金利の引き下げを発表しています。
これを受けタイバーツが米ドルに対し
下落しています。
昨年11月に続いて0.25%の
予防的な政策金利の引き下げ、
政策金利を1.00%とした。
タイ株式市場はここのところ下げ局面が
長いこと続いています。
新型コロナウイルスの影響も大きく、
悪影響が長期化しないか、
注視する必要がありそうです。
さて。
今日も各国の思惑が交錯していましたね。
今夜発表される
米1月ISM非製造業景況指数が
予想値の55.1をどの程度捉えてくるのか。
結果が待たれるところですね。
今日はこの辺りで。
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