"世界を飲み込む"✖︎"原動力"
■圧倒的に強い米国
みなさん、こんばんは。
今日はまた一段と冷え込みましたね。
こちらは、初雪の便りが届きました。
外は凍えるような寒さでしたが、
みなさんの懐は温まっていますでしょうか?
さて。
昨晩、ご覧になりましたでしょうか?
米国の経済指標は相変わらず強いですね。
米ISM非製造業指数は予想55.1に対して
実数55.5となり、予想を上回りました。
米国景気の粘り強さを表していますね。
米国株式市場も急落前の水準を取り戻し、
さらなる高値を伺う展開を見せています。
NYダウは29400ポイントを
射程圏内に捉えています。
今週末は、
米国雇用統計の発表も控えているので、
今後の動向も目が離せないですね。
では、
このよく耳にする"雇用統計"という単語。
一体、どこに注目するべきなのでしょうか?
ここからは、
特に注目するべき点を解説します。
■米国経済の原動力
米国の経済動向は、
国内消費によって左右されます。
これは、何故かというと。
米国GDPの6割を米国民の消費によって、
支えられているからです。
その米国民の消費動向を占う上で注目したいのが、
"雇用統計"なのです。
雇用統計の中でも注目するべき点は
雇用者数の伸びも重要なのですが
ここのところは、
"平均時給"の伸びが
とても重要視されています。
"平均時給"を考える要素としては、
①米国民の消費動向に
直結しているということ。
②インフレの指標にもなり得る
ということ。
これ等を挙げることができます。
"平均時給"が上昇すれば、
米国民は消費や投資に回し
経済の好循環が生まれやすくなります。
また、
"平均時給"が上昇することで、
インフレに対してプラスに作用します。
それでは、
"平均時給"が上昇すればいいのかというと
そうではないところが、
判断を難しくさせている所以です。
ポイントは
投資家が期待していることを
イメージすることです。
そして、
投資家が求めている結果は
平均時給の上昇が3%前後になることです。
何故、上昇率が3%なのか?
上昇率が高すぎると
インフレ期待が高まり
FRBの動向がインフレ抑制する為の
利上げ観測に傾いてしまうからです。
投資家が求めるところは、
利下げによる株式市場へのサポートを
期待しています。
昨年からの株式市場の上昇は
米国利下げによる金融緩和の
継続に期待した資金流入なのです。
世界を飲み込むだけのチカラを
持っているのが金融緩和です。
昨日から
東南アジア各国が利下げに動いています。
世界の株高を生み出す原動力なのです。
この金融緩和の流れが止まって
しまうことを投資家は意識しています。
だからこそ、
"平均時給"の推移が要注目なのです。
さて。
今日はこの辺りで。
また近いうちに、
2019年度の運用収益について
こちらに取り纏めしたいなと
思っております。
お楽しみに。
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